“いちごファースト”で生きる男の右腕となり、
新商品をブランディングせよ!
株式会社ひなたいちご園
テーマ
新商品開発
職種
マーケティング・広報/ブランディング

『情熱+スマート農業=高糖度の大粒いちご』
宮崎大学からほど近い場所にある「株式会社 ひなたいちご園」。いちごの生産、販売、加工からいちご狩りまで、まさに“苺づくし”の会社です。オリジナルのブランド品種「ひなた姫」は、通常の1.5倍の糖度にあたる15~20度をこえる高糖度の大粒いちご。県内外だけでなく、タイ・香港・ブルネイなどにも出荷しています。海外にも認められるこの自慢の一品を、8年の歳月をかけて育て上げたのが代表の長友一平さんです。
“クイックチャレンジとトライ&エラーがモットー”という長友さんは、光合成を促進させるために最新機器を導入。貴重な有機肥料である馬糞を使った土づくりにも取り組み、日々、最適な栽培方法を追求しています。また、天然由来の“菌”や“デンプン”を積極的に使用する事で化学農薬の使用回数を最小限に抑えており、その結果をQRコードで読み取れるシステムも取り入れました。いちごと向き合うその横顔は、まるで研究者のようにも見えます。
甘いものが苦手な男がつくる絶品スイーツ
「本当はスイーツ事業はあまりやりたくないんです。」と頭をかく長友さん。いちごスイーツが人気のカフェも経営しているのに驚きですが、実はお菓子や甘いものが苦手なんだそう。しかしその気持ちとは裏腹に、高糖度のいちごとスイーツの相性は抜群!果実味あふれるソフトクリームやいちごスカッシュ、タルトやプリン(季節限定)は、“映える”見た目も相まって大人気です。愛すべきいちごのおいしさと長友さんの柔らかな空気感。柔軟なこの生き方こそ、事業成功のカギなのかもしれません。
長友さんの前職はサラリーマン。高校卒業後、福岡へ進学・就職しました。25歳の時に脱サラし地元宮崎へ。次にする仕事は自分で作った物を売りたいと就農。ご両親がいちご農家だったこともありこの道へ入りました。その後は独学で、栽培や加工、保存方法の勉強を重ね、日本一の品質を目指しています。

オフシーズンの挑戦!
いちごの出荷時期は冬から春にかけて。苗づくりなどを行う夏から秋にかけては、いわばオフシーズンにあたります。この時期を利用してコーヒーやアボカド、フィンガーライム(近年、欧米で人気がある高級フルーツ。その見た目とプチプチの食感から「キャビアライム」とも呼ばれている)を栽培しています。ただ、やはりいちごへの思い入れが強い長友さん。「一年を通していちごのおいしさを届けることができる新商品を開発したい!」と感じています。現在、いちごコンフィチュール(ジャム)を販売しており、これに並ぶ人気商品を育てたいと開発中です。そこで、学生の皆さんと取り組みたいのが、
・新商品候補3品の需要調査
・新商品のパッケージ考案
どの商品がどの年代に受け入れられるのか。商品のコンセプトを表現するパッケージとは?長友さんは言います。「愛情をこめて、一緒に、新商品を育てましょう!」

可能性あふれる農業のフィールドへ
一次産業が盛んな宮崎県では、先人の知恵を活かしつつ、最近ではAIを駆使したスマート農業が始まっています。長友さんはその先端を走っているひとりと言っていいでしょう。その視線はずっと先を見据えています。「サプリフーズ(パワーフーズ)が農業の未来を切り拓く。」と、付加価値の高い農産物の育成に熱心です。また、インバウンド向けの「九州ツーリズムファーム」に参加。県内4社が協力し宮崎の農産物の良さを海外へ広めています。長友さんと話していると、農業の限りない可能性を感じます。農業に触れる機会が少ない人にこそ体験してほしいインターンシップかもしれません。あなたも可能性あふれる農業のフィールドへDIVEしてみませんか。

仕事内容
※以下のステップはおおむねの目安です。実際には参加学生・企業・コーディネーターを交えて改めて計画を練ります。
【STEP1(1~5週目)】
・いちごの生産行程を知り、ひなたいちご園のこだわりについて理解します。
・自社が扱ういちご関連商品のコンセプトやターゲットについて理解します。
・他社のパッケージをリサーチし、数パターンのアイデアを提案します。
・アンケート調査に向けて、質問事項や対象を検討し提案します。
【STEP2(6から11週目)】
・新商品候補3品(予定)について、アンケート調査を実施。(対面・オンラインなど、コロナウィルス感染状況をみながら柔軟に対応します。)
・提案したパッケージについてもアンケート調査を実施します。
【STEP3(12から15週目)】
・調査結果をまとめ、販売する新商品およびパッケージを選んで提案しフィードバックをもらいます。これを検証実践しよりよい戦略を考えます。
【STEP4(最終週)】
・最終的に販売する新商品とパッケージを決定し発表します。
期待する成果
・若者ならでは感覚で新商品の決定に寄与する。
・学生のネットワークをいかしたニーズ調査の広がり。
得られる経験
・スマート農業の今を間近に見ることができる。
・自身のマーケティングやブランディングにより実際に商品が誕生する瞬間に立ち会うことができる。
対象となる人
・いちご好きな人
・こつこつ続けることができる人
・マーケティングや販売に興味がある人
・デザインやパッケージングに興味がある人
採用予定人数
2~3名
活動期間
2020年9月7日~12月25日
※進捗により変更となる場合があります。
活動頻度
週1~2日(1日あたり4~5時間程度)
※個人ワークの時間を含みます。
※授業との両立を前提にプログラムを構築いたしますので、ご相談ください。
活動場所
STEP1は基本的にカフェやビニールハウス(宮崎大学周辺)
STEP2は基本はリモート(PC環境が必要となります)
STEP3以降はリモートと対面を併用
※コロナウイルスの感染防止に配慮した活動を行います。
報酬
なし
実費負担
無し
その他
動きやすい服装
団体概要
株式会社ひなたいちご園
代表取締役 長友 一平
従業員数 15名(ベトナム人技能実習生3名含)
住所 (カフェ)宮崎県宮崎市郡司分甲5231-3
HP https://hinataichigo.com/
DIVE!ミヤザキ・プロジェクト
企画・運営 宮崎大学 産学・地域連携センター
〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1番地
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/
問合わせ先 宮崎大学 産学・地域連携センター 地域人材部門
(担当:長尾・黒木)



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