地域商社としての未来を切り開く!
動画コンテンツ・プロデューサーを募集
かわさき屋株式会社
テーマ
PR・メディア/食・ライフスタイル
職種
マーケティング・広報/リサーチ/編集・ライティング

真冬の田園地帯に広がる白いソーラーパネル?!
秋の終わりから冬にかけて、国富町や宮崎市郊外の田園地帯に広がる真っ白な切り干し大根の棚。さながら白いソーラーパネルのようですが、宮崎県民にとって冬の風物詩ともいえる馴染みある光景です。
収穫した青首大根を千切りにして、西から吹く霧島おろしの冷たく乾いた風と南国宮崎に降り注ぐ太陽のもと完全天日干しする伝統的な手法で製造される切り干し大根。昔から保存食として広く親しまれてきた乾物のひとつで、カルシウム・鉄分・食物繊維が豊富な栄養価に優れた素材です。
実は、宮崎県は日本一の生産量を誇り、全国生産量の約9割以上を占めています。

既存の形を打ち破る!新たなブランディングで切り干し大根を全国へ
綾町で操業して8年目を迎える「かわさき屋株式会社」。切り干し大根をはじめとした乾物の製造販売を中心に手掛けています。
「宮崎には、魅力ある食材・商品がたくさんある。その一方で、発信力の弱さが課題。消費者に突き刺さるブランディングや情報発信の工夫をしながら、宮崎のいいものを全国へ届けたい」そう語るのは川崎社長。
煮物や炒め物など和食として使用されることが多い切り干し大根。それ以外の調理方法が消費者の間に浸透していないうえ、スーパーや食料品店で陳列されている商品は切り干し大根の淡い色味が見えるだけで目立つ存在ではありません。そこで川崎社長は商品パッケージのデザインを洗練されたお洒落な商品パッケージへと一新。
精力的に県内外の物産展や商談会、マッチングフェアなどに参加しながら新規顧客を開拓して業容規模を拡大してきました。その結果、かわさき屋の売上は、県外のお客様が9割を占めています。

ピンチをチャンスに変える!
これまで対面で言葉を交わしながら商品の魅力を伝えることを大事にしてきた川崎さん。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により例年出店している商談会や物産展のほとんどが中止や延期に。商品PRの機会が劇的に減ってしました。「対面での商品PRの機会が失われて大変ではないですか?」との問いかけに、川崎さんは「逆にこういう状況だからこそできる情報発信を強化してきたい!」と力強く語ります。
現在、新規事業として考えているのが動画を活用した情報配信です。今回のプロジェクトでは、学生の皆さんに、消費者が欲しいと思う情報コンテンツをリサーチしながら、動画制作に取り組んでもらいます。但し、動画を制作して終わり!ではありません。制作した動画コンテンツの閲覧数やそこからの商品購入率を追っていきながら、トライ&エラーで動画コンテンツの可能性を導き出してもらいます。

地域商社としての未来を切り開く情報発信の基盤を創る!
乾物の製造・販売を中心に事業を展開してきたかわさき屋。最近は、宮崎市内のパン屋と共同して「じもっとラスク」を開発しました。サックリと焼き上げたフランスパンに宮崎のしょうゆやにんにくみそを組み合わせたラスクで、お酒にあう逸品として創り上げました。
「今後は地元の事業者と連携しながら、宮崎の魅力ある食材や商品を開発し全国、そして世界へ展開してきたい」と熱く語る川崎さん。
宮崎発の地域商社を目指す川崎さんのもとで、宮崎の地域資源を全国の人へ届けるための情報発信の基盤づくりに取り組んでみませんか。

仕事内容
※以下のステップはおおむねの目安です。実際には参加学生・企業・コーディネーターを交えて改めて計画を練ります。
【STEP1(1~4週目)】
・川崎社長や社員から話を聞きながら、商品の魅力や商品づくりにかける想いを理解します。
・パッケージング業務に取り組みながら、商品づくりの過程を実践を通じて学びます。
・動画コンテンツへかける川崎社長の想いや考えをヒアリングします。
【STEP2(6~8週目)】
・他の企業などの動画コンテンツについてリサーチし、消費者のニーズや動向についてまとめます。
・そのうえで、かわさき屋で取り組んでいく動画コンテンツのアイデアを出し提案書にまとめます。
・提案書ができたら川崎社長にプレゼンし、方針を決定します。
【STEP3(9~15週目)】
・動画制作に取り組んでいきます。
・配信した動画の閲覧数やそこからのHPへの流入率などを分析しながら、消費者の関心の高いコンテンツを分析していきます。
・分析結果をもとに、社内で活用できる広報マニュアルの制作に取り組みます。
【STEP4(最終週)】
・広報活動の成果をまとめ社内プレゼンします。
期待する成果
・訴求力のある動画コンテンツの開発(目標:HP閲覧数、前年比2倍)
・Twitter、InstagramなどのSNS等と連動した商品PRの展開
・社内で活用できる広報マニュアルの制作
得られる経験
・実践しながら一つの会社の広報・PRに携わることができる
・動画制作や公開を繰り返し実行することで、企業のPCDAサイクルを体感できる
対象となる人
・動画編集が好きな人、または動画編集に興味関心がある人(スキルは問いません!)
・地域商社に興味があり、地域資源の掘り起こしや広報に取り組んでみたい人
・忍耐力があり、根気強く取り組みことができる人
採用予定人数
2名
活動期間
2020年9月7日~12月25日
※進捗により変更となる場合があります。
活動頻度
週1~2日(1日あたり4~5時間程度)
※個人ワークの時間を含みます。
※授業との両立を前提にプログラムを構築いたしますので、ご相談ください。
活動場所
STEP1:かわさき屋の事務所(綾町)
STEP2~4:基本的にはリモート。月に1~2回程度、出勤してもらいます。
※コロナウイルスの感染防止に配慮した活動を行います。
報酬
なし
実費負担
無し
その他
かわさき屋に出勤時には動きやすい服装
団体概要
かわさき屋株式会社
代表取締役 川崎勇樹
従業員数 16名(男性2名 女性14名 パートタイム12名)
住所 宮崎県東諸県郡綾町大字北俣4567−1
HP http://www.kawasakiya-aya.com/
DIVE!ミヤザキ・プロジェクト
企画・運営 宮崎大学 産学・地域連携センター
〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1番地
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/
問合わせ先 宮崎大学 産学・地域連携センター 地域人材部門
(担当:長尾・黒木)



0985-58-7868