いちごは食べるだけじゃない!
クリエイティブシンキングで子ども服を作れ
株式会社ひなたいちご園
テーマ
新規事業立ち上げ
職種
デザイン/販売/広報

高糖度のいちごを生み出す農場長の“手”
宮崎大学からほど近い場所にある「株式会社 ひなたいちご園」。いちごの生産、販売、加工からいちご狩りまで、まさに“いちごづくし”の会社です。オリジナルのブランド品種「ひなた姫」は、通常の1.5倍の糖度にあたる15~20度をこえる高糖度の大粒いちご。県内外だけでなく、タイ・香港・ブルネイなどにも出荷しています。海外にも認められるこの自慢の一品を、社長の長友一平さんとともに育てているのが、農場長の小野敬佳さんです。
「初めまして」と少し照れながら名刺を受け取ってくれたその手は、日に焼けて分厚く、日々の丁寧な作業を彷彿とさせる農業人の手でした。この手で、4カ所あるハウスを管理し、ベトナム人研修生や地域の人たちと連携しながら濃厚ないちごを育てているのです。
きっかけは幼なじみとの再会
「ものを、作ることが、ずっと好きでした」とぽつりぽつりと言葉を選びながら話してくれた小野さん。いちご作り一筋なのかと思いきや、前職はサラリーマン。高校卒業後、宮崎で電気関係の仕事をしていました。その後、小学校からの同級生だった長友社長に誘われこの道に。「中学生のときからいちご農家の友人の手伝いをしていたので素地はあったのかな。長友の行動力を尊敬しているのも大きい。本人には言わないですけど。」と笑う小野さん。
一方、長友社長は「小野だから一緒に仕事をやれている。同級生って反発しがちだと思うけど、彼は私のアイデアや新しい農業の取り組みを受け入れてくれる」と言います。6年間で作付面積を4倍にした驚きの実績は、この信頼関係があってこそかもしれません。

楽しんで仕事をするために「デザイン」する
社長と二人三脚で事業を進める小野さんですが、「いちご作りが楽しくてたまらないわけではないんです」と話してくれました。仕事には責任がつきもの。これまでも時間や規則を意識して、『責任=美味しいいちごを作るため』に働いてきたといいます。そんな職人気質の小野さんに社長が与えたミッションが「いちごデザインの子ども服を作る!」でした。小野さん自身がもの作りのなかでも特に好きだった“デザインすること”を仕事にして欲しいと考えたのです。
「いちごも服も“作る”という意味では同じ。だけど、できあがった時の感情が全く違う。」と小野さんは言います。いちごのできあがりは安心感が勝るのに対して、デザインは頭の中にあっただけのものが目の前に形として現れるから感動の種類が違うと。そんな新たなチャレンジを始める小野さんが学生の皆さんと取り組みたいのが、
・いちごデザインの子ども服を作る
・ECサイトと店頭で販売する

いちごの子ども服No.1を目指して
いちご農園のインターンシップと聞いて、子ども服のデザインと販売を想像する人は少ないでしょう。いちご愛があふれて行動となり、新しい試みが生まれ続けるひなたいちご園だからこそできるチャレンジです。
「失敗してもいい。スピード感をもってデザインと販売を繰り返し、“楽しい”仕事をして“楽しい”人生になるように一緒に取り組みましょう!」
農業という枠を飛び越えて、可能性あふれるひなたのフィールドへDIVEしてみませんか。

仕事内容
※以下のステップはおおむねの目安です。実際には参加学生・企業・コーディネーターを交えて改めて計画を練ります。
【STEP1(3月)】
・いちごの生産行程を知り、ひなたいちご園のこだわりについて理解します。
・自社が扱ういちご関連商品のコンセプトやターゲットについて理解します。
・子ども服業界をリサーチし、いちごモチーフのデザインを数パターン提案します。
【STEP2(4~5月)】
・外部デザイナーからフィードバックをもらいながら、実際に製品化します。
・カフェおよびECサイトにて販売します。
・SNS(おもにInstagram)で商品情報を発信します。
※スピード感をもって製品化→販売を繰り返します。
【STEP3(6~8月)】
・売れ行きやSNS発信の効果を分析し、最善の販売方法を検討します。
・その販売方法を実践しつつ、引き続き新商品の開発を続けます。
※最終的には、“いちごの子ども服といったらひなたいちご園!”を目指します。
期待する成果
・話題性のある商品作り
・メディアで取り上げられるような拡がり
得られる経験
・自身のアイデアが商品化される。(トライ&エラーで挑戦)
・新商品の立ち上げから流通まで、一連の流れを見ることができる。
・SNSの活用を通して、メディア戦略の一翼を担うことができる。
対象となる人
・いちご好きな人
・デザインが好きな人
・コツコツ続けることができる人
採用予定人数
2~3名
活動期間
2021年3月~8月(6ヶ月程度)
※プロジェクトの進捗と本人との相談により柔軟に対応します。
活動頻度
週1~2日(1日あたり4~5時間程度)
※個人ワークの時間を含みます。
※授業との両立を前提にプログラムを構築いたしますので、ご相談ください。
活動場所
フルリモート対応可能(県外の方も安心してチャレンジしてください)。
ただし、必要に応じて対面の場合あり(いちごの生産現場見学、デザイナーとの打合せ等のため)
※県外の方は全てオンラインで対応します。
※コロナウイルスの感染防止に配慮した活動を行います。
報酬
なし
実費負担
なし
その他
動きやすい服装
団体概要
株式会社ひなたいちご園
代表取締役 長友 一平
従業員数 20名(ベトナム人技能実習生3名含)
住所 (カフェ)宮崎県宮崎市郡司分甲5231-3
HP https://hinataichigo.com/
DIVE!ミヤザキ・プロジェクト
企画・運営 宮崎大学 産学・地域連携センター
〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1番地
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/
問合わせ先 宮崎大学 産学・地域連携センター 地域人材部門
(担当:長尾・黒木)



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