有機栽培の野菜を使った自家製ドレッシングの販促プロジェクト
みさき農園(Sachi cafe)
テーマ
農林水産・6次産業/食・ライフスタイル
職種
販売・接客/マーケティング・広報

母娘で営む有機野菜カフェ
宮崎市内から車で約30分。田野町の閑静な住宅街のなかにポツンと現れる「Sachi cafe / みさき農園」と書かれた手書きの白い看板。
店内に足を踏み入れると小さいながらも木のぬくもり溢れるアットホームな雰囲気が広がります。ここは、海咲(みさき)さん・幸代さん親子が営むカフェです。
「土から口まで」をコンセプトに、5年前に就農した娘の海咲さんが真心を込めて育てた有機野菜をふんだんに使ったランチやスムージーを楽しむことができます。お料理を担当するのは母親の幸代さん。野菜そのものの美味しさを味わってほしいと創意工夫しながらメニュー作りをしています。
「自分たちが作った野菜を美味しいと言って食べてくれるお客さまを見るのが嬉しいんです」と語る海咲さん。そんな母娘の想いに共感し、愛情いっぱいに育てられた美味しい有機野菜を求めて、連日店内はお客様で賑わっています。

有機野菜で笑顔になってもらいたい
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もともと海咲さんの祖父母が農家を営んでいましたが、生産野菜のほとんどをJAへ卸していました。丹精込めて作られた野菜がどこへ届けられるのか分からないことに寂しさを感じていた海咲さんは、一念発起して祖父母の農家を引き継ぐ形で農業の道へ。
立ち上げた「みさき農園」には、3つのモットーがあります。
①「土から口まで」土作りから始まり、作物を育て、食するところ
まで関わりたい。
②「笑顔」食べる人に笑顔でいて欲しい。
③「次世代に伝える」農業の素晴らしさ、食文化の素晴らしさを
次の世代にも伝えていきたい。
この3つのモットーには「真心を込めて野菜をつくり、食べる人に笑顔になってもらいたい」という海咲さんの想いが込められています。
手づくりドレッシングの販路開拓に挑戦
Sachi cafeでは、みさき農園で作られた人参や生姜、ゆずを使った無添加の手づくりドレッシングを作っています。現在はカフェのみの販売取扱いですが、今後、販売先を増やし、みさき農園の主力商品にしていきたいと考えています。
しかしながら海咲さん親子は、農園とカフェの運営で手一杯。ドレッシングの販路開拓に取り組みたいものの、なかなか着手できる状態にありません。
そこで今回のインターンシップでは、海咲さんの想いを具現化するためにドレッシングの販路開拓に挑戦してもらいます。具体的には、ドレッシングの市場分析や販路先を増やすためにどういった戦略が必要なのかを調査してもらいます。また、一人でも多くの人にドレッシングを手に取って頂くために、近隣の直売所などでの店頭販売にも取り組んでもらう予定です。

小さな農園の挑戦を後押し
母娘2人で営む小さな農園とcafeですが、想いやコンセプトに共感し、応援してくれる人は着実に増えています。「少量多品種、かつ化学農薬を使わない野菜作りは苦労や困難が絶えませんが、お客様の笑顔に触れると、それ以上の楽しさや喜びを実感できます」と海咲さん。田野町の小さな農園の挑戦を後押しするこのプロジェクトにDIVE!してみませんか。
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仕事内容
※以下のステップはおおむねの目安です。
採択決定後に参加学生・企業・コーディネーターを交えて改めて計画を練ります。
▽STEP1(9月)
・みさき農園での農作業やSachi cafeでの接客業務に取組ながら、みさき農園のビジョンや海咲さんが大事にされていることを理解します。
・近隣の直売所等での試食販売。お客様へのヒアリングの実施。
・ドレッシングの市場調査(ネット調査及び現地調査)を行い、レポートにまとめる。
▽STEP2(10月)
・ドレッシングの賞味期限を延ばすために必要なステップや審査を調査します。
・調査内容やお客様へのヒアリングを通じて得られた情報をもとに、販促ツール(パンフレット等)を作成します。
▽STEP(11月)
・作成した販促ツールを活用して、再び近隣の直売所での試食販売を行います。
・最終的な成果をレポートにまとめ、最終日に社内プレゼンします。
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、活動内容の変更・縮小の可能性があります。
期待する成果
・ドレッシングの売上向上
・新たな販路開拓(目標:期間中に販路先を1件獲得)
・改良・改善点を見出し、より良い商品づくりに貢献してくれること
得られる経験
・一つの商品の販路拡大に直接的に携わることができる
・少量多品種の有機野菜づくりを実践しながら学ぶことができる
対象となる人
・食に関心があり、食べることが好きな人
・農業に興味・関心がある人、また将来、農業に関わる仕事に就きたい人
・何事も楽しんで取り組むことができる人
採用予定人数
1~2名
活動期間
令和3年9月~11月
※活動期間は最低3ヶ月以上となります。
活動頻度
休暇中:週4~5日程度
学期中:週1~2日程度(学業との兼ね合いを見て、調整し決定)
活動場所
宮崎市田野町あけぼの4丁目54
報酬
あり(時給850円/交通費支給)
実費負担
なし
その他
特になし
団体概要
DIVE!ミヤザキ・プロジェクト
企画・運営 宮崎大学 産学・地域連携センター
〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1番地
https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/
問合わせ先 宮崎大学 産学・地域連携センター 地域人材部門
(担当:長尾・黒木)



0985-58-7868