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飼育や製法にこだわり抜いた牛乳を食卓へ!
牧場の想いを届けるイベントの企画・運営に挑む

松浦牧場

​テーマ

農林水産・6次産業/PR・メディア

​職種

企画・商品開発/マーケティング・広報

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命が循環する牧場

のどかな風景が広がる新富町新田の「松浦牧場」は、親子2代で酪農を営む牧場です。牛舎には約140頭の乳牛が、美味しい空気と水、さんさんと降り注ぐ太陽を浴びながらとのびのびと暮らしています。

「命の循環」を大切にしている松浦牧場。

最適な土や餌、飼育方法を追求し、乳牛にストレスを与えない環境づくりに力を入れています。例えば、回収した牛糞は完熟堆肥にし、その堆肥で育てた栄養価の高い牧草を餌として与えることで、乳牛の健やかな飼育を実現しています。

また、低温で殺菌することにより、たんぱく質の変性を防ぎ脂肪を均一にする「低温殺菌ノンホモジナイズ製法」を採用することで、なめやかな口当たりとさっぱりとした甘いあと口の味わいの牛乳を生み出しています。

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酪農の道へ進むきっかけは海外留学での出来事
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松浦牧場の代表を務めるのは、2代目の松浦千尋さん。高校卒業後に渡米し、語学学校から短期大学へ進学。その後、農業を本格的に学びたいと4年生大学へ編入しました。それまでは家業を継ぐことはあまり考えていなかったものの、学生の時に参加したアメリカの農場インターンシップの経験が、酪農の道を志すきっかけとなりました。

「何よりも衝撃的だったのが、酪農家自ら消費者と直接交流ができるファーマーズマーケットやイベントを行っていたこと。酪農家でもこんなことができるんだ!って。自分もこんな農業ををやりたい、とその時に明確に思いましたね」と笑顔で語る松浦さん。
帰国後は、南九州大学へ入学し、理想とする酪農を目指して学びを深めていきました。

そんな折、突如襲い掛かったのが宮崎県で発生した家畜伝染病「口蹄疫」。297,808頭の家畜の尊い命を奪い、また畜産業のみならず地域経済や県民生活に大きな影響を及ぼしました。松浦牧場も大事に育ててきた牛たちを全殺処分すること…辛く苦しい想いや経験をしましたが、口蹄疫からの復興を誓い、今日まで惜しみない愛情を注ぎながら牛たちの飼育に向き合ってきました。

品質を認められた牛乳

弛まぬ努力の成果は、牛乳の品質にも表れています。松浦牧場の牛乳は、品質の優秀な生産者を表彰する「九州生乳品質共励会(九州生乳販売農業協同組合連合会主催)」において、2020年から2年連続で優秀賞を受賞しています。
飼育や製法にこだわり抜いた松浦牧場オリジナルの牛乳は、昨年6月から「まつうらみるく」として販売を開始。決して安くはない値段ですが、徐々にファンを増やしており、牛乳が苦手な人からも好評を得ています。

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牧場の想いを届けるイベント企画・運営に挑戦

松浦牧場では、一人でも多くの消費者の方に生産現場に触れてほしいとの思いから牧場体験を実施しています。牧場見学や乳しぼり、子牛へのミルクやりなど様々な体験プログラムを提供しています。

「口蹄疫の発生から11年。復興したところを見てほしいというのが牧場体験を始めたきっかけ。牧場や牧場内の命の循環を感じてもらえればうれしい。」と松浦さんは語ります。聴けば、県内に限らず、大阪や福岡から牧場体験に来る人もいるそうです。今後は、自然豊かな牧場の環境を生かして、訪れた人たちに非日常体験を味わってもらえるような体験プログラムの提供も検討しています。
そこで今回のインターンシップでは、松浦さんの思いを具現化するために、消費者と生産者を繋ぐようなイベントの企画・運営に挑戦してもらいます。

松浦さんの牛への真っすぐな想いを一人でも多く人に感じてもらえるようなイベントを、皆さん自身の手で創り上げてみませんか!

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​仕事内容

※以下はのステップはあくまでも参考です。面談を実施し、希望をヒアリングしながら活動内容や実施期間を調整します。
※新型コロナウイルスの感染状況次第により、活動内容の変更もあり得ます。

▽STEP1(2月中旬~)
・牧場での現場実習
・松浦さんへ思いやビジョンをヒアリング
・イベントのアイデア出し

 

▽STEP2(3月)
・牧場での現場実習
・イベント企画内容の協議・決定
・広報ツール(チラシ、Webサイト等)の制作
・広報活動

 

▽STEP3(4月以降)
・イベントの実施
・最終的な成果について社内プレゼン

​期待する成果

・松浦牧場を訪れたい!と思ってもらえるようなイベントの企画・実施
・イベント集客(目標:30人)
・松浦牧場の強みや魅力を引き出し、広報活動やイベント企画に繋げてくれること

​得られる経験

・飼育・製法にこだわりぬいた牛乳を生み出す松浦牧場で、牧場の実務、牧場経営について学ぶことができる
・イベントの企画・運営の一連の業務を実践を通じて学ぶことができる

対象となる人

・農業や酪農に興味・関心がある人
・何事も楽しんで取り組むことができる人
・広報やPRに興味がある人

採用予定人数

​1~2名

​活動期間

1~3ヶ月
※希望に合わせて、活動期間を調整します。

​活動頻度

休暇中:週4~5日程度
学期中:週1~2日程度(学業との兼ね合いを見て、調整し決定)

​活動場所

ハイブリッド型(現地活動+オンライン活動)
現地活動の場所:宮崎県児湯郡新富町新田16597-7

​報酬

なし

​実費負担

​なし

​事前課題

魅力的な体験プログラムや商品開発、情報発信等を行っている牧場についてリサーチして、A4・1枚程度のレポートにまとめてください。

​団体概要

会社・組織名  松浦牧場

代表者名    代表 松浦千博

従業員数    正社員6名(うち家族4名)、パート2名

住所      〒889-1406 宮崎県児湯郡新富町新田16597-7

HP        https://miyazaki.matsuuramilk.com/

DIVE!ミヤザキ・プロジェクト

企画・運営 宮崎大学 産学・地域連携センター

      〒889-2192 宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1番地 

​      https://www.miyazaki-u.ac.jp/crcweb/

問合わせ先    宮崎大学 産学・地域連携センター 地域人材部門

                 (担当:長尾・黒木)

0985-58-7868 

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